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印鑑の枠が欠けたら寿命ですか?

  1. 印鑑を使っていて困った時
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日々店頭に立っていますと・・・まあ実際はほとんどPCの前に座ってますけど♡

様々なお問い合わせやご相談をいただきます。

鈴印は一応専門店として長くやってますから印章にまつわるかなり広範囲のノウハウもあり、また分からない場合は教えていただけるルートも持っています。

そして分からない場合は1つ1つ解決することによって、自分たちもまた知識が広く深くなります。

なので密かにお悩みは大歓迎なんです。

やっぱ自分知識が誰かのお悩みを解決できるって、お役に立てたようで嬉しかったりもするんですよね!

 

そんなワケで先日いただいたご相談を紹介したいと思います。

 

 

印章の枠が欠けたら寿命の場合が多いです

残念ながらどんなモノでもカタチあるモノはいつか壊れます。

そして印章の場合、枠が欠けた時点で寿命の場合がとっても多いです。

枠の欠け

こんな感じですね。

 

何でかってなりますが、枠が欠けるってことはハンコ自体が弱ってるパターンが多いからなんです。

もちろん運悪く新品でも落として欠ける場合もあるんですけど、それはかなりの衝撃が加わった場合。

例えばワタクシ達は毎日ハンコを扱ってますから、時には誤って落としてしまう場面もあります。

でもほとんど欠けてしまうコトってないんですよ。

 

よくガラスなんかでも聞きません?新しいガラスは割れにくいけど、古いガラスは耐久性が落ちてちょっとの衝撃で割れやすいって。

ハンコも一緒で、時間の経過と共に耐久性は劣ります。

 

またこの写真のような場合は

枠の欠け

朱肉の油が染み込みハンコが弱って摩滅し、くっきり写そうと無理やり押して欠けてしまった事例です。

つまり印章の場合、経年劣化と共に、朱肉の影響を受けやすい材料なんかが欠けやすいって言えます。

 

印章には様々な素材があり、素材ごとにも様々なグレードがあります。

やはり良いグレードの材料は長く耐久性が持続されますが、グレードの低い材料はその分耐久性も劣ったりするんですね。

 

 

まとめ

なんとなく言いたいことを言いたいままに書いちゃったんで、支離滅裂な部分もあるかもしれません。

まとめますと、枠の欠ける要因は3点。

  1. そもそもの素材の弱さ
  2. 朱肉の影響
  3. 経年劣化

 

意外に見落としがちなのが3.の経年劣化です。

形があるから、中は劣化しているってなかなか想像しにくいですからね。

ただ、普通に押してたら突然枠が欠けた、なんて時は寿命と判断した方がいいかもしれません。

微妙な回答ですみません。

 

ちなみにもし寿命でない場合は、彫り直して再利用って方法があります。

 

いずれにしましても、なかなかご自身でのご判断は難しいと思います。

なので店頭にお持ちいただけましたら、状況をヒアリングさせていただき最適なご提案をさせていただきます。

 

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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