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親の遺産は5年まで

  1. 社長ブログ
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本日より通常営業再開しております。

そんな中、ここ最近思う漠然とした思いを書いてみたいと思います。

 

 

親の遺産は5年まで

あっ、別にお金の話じゃないですよ。

事業の話。

 

私たち後継者は、ある意味親の遺産で仕事をしています。

遺産というのは環境です。

今あるお店もそうですし、販売の仕組みもそう。そしてお客様も含めて関わりのある方々もそうです。

すでにある環境を継承し、引き継いでいくのが事業継承だと思っていました。

もちろん最初は継承することからスタートするんですが、問題はその先です。

 

代が変わって5年もすると当然時代の流れも変わりますし、お店だって極端な話そのままじゃどんどん老朽化していきます。販売の仕組みだって日ごとに変わっていきますし、お客様も変わります。

 

そのためにお店は綺麗に掃除しますし、陳列も時代に合わせて変えますし、改築だってしないといけないかもしれません。

昨日まで売れていた商品が様々な要因で突如売れなくなることだってありますし、気がつけば徐々に売れなくなっていることだってあります。だから新たな仕組みを考えないといけない。

親父が社長の時は、親父が社長である前提のお店づくりですから、親父にご縁のある方々が多くいらしゃします。また親父だからこそ通用するやり方もそこにはあります。

それが代が変わって数年は、今までのやり方でも結構なんとかなっちゃうんですね。

なんかこう、大きなうねりみたいなものってそう簡単に変わりませんから。

 

でもそれが時間の流れと共に何もしなくても、いや何かをしていても環境は徐々に変わっていきます。

そのタイミングが自分では5年なのかな?なんて感じたんです。

気がつけば鈴印も、親父が中心のお店から私が中心のお店になりました。

 

 

まとめ

過去を聞けば、親父も代が変わった時は様々なトライアンドエラーを繰り返したそうです。

もっとさかのぼれば初代の祖父は創業時、当然仕事がないから1件1件歩いてご注文伺いに回ったんだそうです。

もちろんその積み重ねがあって今があります。

でも後継者って案外それを知らないんですよね。

当たり前にあるモンだと勝手に思ってる。

 

そして逆に創業者は、その一番大変な部分を自分で実践しているから強い。

対して後継者の私なんかは、その一番大変な部分が抜けちゃってるから甘い。

 

商いは飽きない

 

昔から言い尽くされた言葉かもしれませんが、改めて思います。

次はお客様に一体どんなワクワクを提供できるのか?

ここ最近の新たな出来事や出会いから、今また頭の中がグルグル回り始めています。

 

先代の遺してくれた環境を大切に感謝しつつ、これからまた創業者のような気持ちでトライアンドエラーを繰り返してみたいと思います。

 

GW3連休明け、そんな清々しい気持ちに包まれております。

いつまでも、あると思うな親のコネ♡

 

さて心機一転怒涛の幕開けです!

 

親子三代

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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