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一流と二流・・・そして超一流

  1. 社長ブログ
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私は、お客様からお金を頂くのあれば、立場や経験は関係なく全員「プロ」だと考えます。


ただその「プロ」の中にも一流とそうでない方々がいる

そんなイメージでしょうか。



私が考える一流とそうでない方の違いは、「できる」か「できない」かです。


分かりやすく言いますと

一流は「できる方法を考える」

そうでない方は「できない方法を考える」



これには過去のこんな体験がベースになっております。


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私が小学生だった頃のある日の日曜日、家族でタンスを買いに家具屋さんに行きました。

親父やお袋の気に入った家具があり、その場で購入。


そして後日、自宅までそのお店の方に納品に来て頂いたんですが 、来るなり


「あ〜これ入んないわ!」


家具選びも結構時間が掛かりましたし、親父やお袋が気に入って買った家具ですから

なぜか急に私が責任感にかられ、何とか別の場所から入らないか色々探してたんです。 

するとそれを見ていたその搬入の方は


「いや、いくら探してもこれは入んないですよ!長年この仕事やってるから分かるんですよ。 

我々はプロなんですから!」 




仕方ないので諦め、後日別の家具屋さんにお邪魔し、その事の顛末を一通りお話しました。

「建物に入らないと困るんですけど、入るタンスありますか?」って


するとそちらのお店の方は

「ご安心下さい。当社の家具は、今まで入らなかった事はございません!

どんなお宅にでも入る様に、小さく分解できる家具しか置いておりませんから。 

せっかくお時間を掛けて選んだ家具が、もし入らなかったら残念ですもんね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



小学生ながらに思ったもんでした。


「できない事」に自信を持ってるプロって!

そして一方で「できるように備えてる」プロがおります。

困った時に「大丈夫ですよ」って言ってもらえるプロのありがたさは、今でも忘れません。



つまり「できる方法を考える」のが一流であり
そしてなぜか「できない方法を考える」のが一流じゃない方なのかなと。




では超一流とはどんな方か?


読んで字の如く、一流を超えてる方

お客様の要望を確実に「できる」にする方が一流なら

お客様の要望を超える方こそ超一流。


 

私の友人の超一流のデザイナーは、こんな応対をしておりました。

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お客様から「隣のよそ様の駐車場に、家のお客様が車を停めてしまってご迷惑になるので『こちらは◯◯の駐車場ではございません』って看板を作ってもらいたい」とのご要望。

それに対して彼は「それであれば、『こちらが◯◯の駐車場です』って、停めていい場所の地図を一緒に掲載した方がより親切ですよね」

「確かに!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これこそがお客様のご要望を超えるって事じゃないですか!



徹底的にお客様のためを思って、思いつく限りの知恵を振り絞ってお客様のために最善を尽くす。

突き詰めると、お客様は何か困ってお店に行くんですね。

その困りごとを解消する事が、プロの仕事。
 

どんな状況にも対応できるよう、圧倒的な知識と経験を常に備え続ける。

それによりお客様の「困った」を解消する。
 


せっかくであればそんな超一流のお店で買い物をしたい。

そしてプロであればそんな超一流を目指したい。 



「あの人に聞いてみれば?なんとかしてくれるから!」


つまりはそう言ってもらえる人こそが、超一流のプロなのです。



鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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