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意外に知らない漢字の成り立ち

われわれのようなハンコ屋の仕事は、ハンコを彫る事なワケなんですが

ハンコを彫る事=文字を彫る事

つまり、文字の勉強もしないといけないワケなんです!


 
せっかくですからね、少しでもお役に立てたらと思いご紹介したいと思います。



今回は「印」の文字でご紹介します!

まずは漢字の基本の5書体

51
 
篆隷楷行草(てんれいかいぎょうそう)

 
我々はよく古い順に「篆隷楷行草」と呼ぶんですが、これが全ての文字の基本になります。

最近PCで使われる様々な文字フォントも、全てこの5書体から構成されます。




ではこの文字を歴史的に古い順にご説明しますと

まずは

32
篆書(テンショ)

ちなみにこちらの「篆書」のパソコンでの入力ですが、Macならそのまま「てんしょ」と打てば候補に出ますが、Windowsの場合「643F」と打ってからF5のショートカットを押すと出ます☆

あまりに使うんで覚えちゃった♡


今から約2500年程前、秦の始皇帝が文字を統一した際にできた漢字の起源。
そして現在使われている実印もこの文字を使っております。
書道展などの作品でも多く使われておりますね。




そしてその次が

41-1
隷書(れいしょ)

今から約2000年程前に誕生した文字なんですが
この頃から本格的に役人が文字を書き記すようになりました。
上記の篆書は複雑で難しく実用的でなかったため
篆書を簡略化して「隷書」になりました。

かなり現在使われている楷書に近づいたのが分かりますよね。




次に
 
50-1
 楷書(かいしょ)


こちらは未だに漢字のスタンダードとして残っておりますが
歴史的に見ると今から約1800年程前にできた、かなり古い文字になります。

隷書より更に読みやすく、しかも書きやすく、的確で正確に書き記す事ができるのが特徴です。




そしてこの辺からの動きはみなさんも馴染みがあると思いますが、その次は

56-1
行書(ぎょうしょ)

同じく約1800年程前
楷書を元に、更に速く書きやすくするために生まれました。

速くバランスよく書きやすくする事が目的のため
その書き手によって様々な個性が生まれ、色々な書き方が存在します。




そして

01-1
草書(そうしょ)

 
誕生は約1700年前
よく誤解されがちなんですが、「草書」は「行書」を更に崩したものではなく
「隷書」を崩した文字になります。

つまり、隷書から楷書・行書といく流れと、隷書から草書に行く2つの流れがあるのですね〜。


書道をやられた方なら不思議に思った事があると思うのですが
「行書」と「草書」では書き方から書き順まで、全く異なる事があるのは、この理由からなんです。 


楷書・行書よりも更に速く書け、かつ芸術性の高い文字なのです。




 

以上が漢字の5書体の流れなんですが

あれっ?
甲骨文字とかは? 

とか

明朝体ってどんな流れで出来たの?

とか 

ハンコの文字ってもっと読みにくい印相体とか、読みやすい古印体とかってあるじゃん?


って疑問もあるかと思います。


その辺はまた後日書いてみたいと思います。



だってね



あんま長いと読むの辛いっしょ?

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