シヤチハタ製造工場を見学してきました
みなさん普段身近にお使いのシヤチハタ印やスタンプ台、実は既製品も別製品も基本的には全て愛知県稲沢市にあるシヤチハタ工場にて製造されております。 シヤチハタ稲沢工場
例外として、鈴印のようにシヤチハタレーザー加工機を所持してる場合のみ、その社内にて製造が可能ですが、それ以外は全てこの稲沢市にある工場で製造され出荷されております。
そんな全国に流通するシヤチハタ印のほぼ全てを作ってる工場を見学してきました!
シヤチハタの驚くほど高いクオリティの理由
私は10年以上前に見学にお邪魔してたんです。
その時も度肝を抜かれたんですが、今回はその時と比べても物凄く精度が上がっててため息の連続でしたね。
ちなみに中はこんな感じでした。 こちらでまず外側の容器の部分を作ります。
プラスチックの粒を高温で溶かして金型に流し込み、プレスして成形するって流れですね。
パーツ全てですから、それこそ膨大な数の型が必要になります。
それのほとんどをロボットによるオートメーション化で、正確さと効率化を計ってるんですね。
シヤチハタ印やスタンプ台は外側のプラスチックと、インクと、それを染込ませるスポンジ&ゴムから成り立っております。
シヤチハタ製品はそのほぼ全てを社内にて作られております。
ですから各部門ごとに工場が敷地内に併設され、一元管理の元に作られているんです。 スタンプ台と朱肉
その製造工程は、ロボットではできない部分にのみ人が介在するって感じでした。
こちらでは朱肉の組み立てを行っておりました。 既製品に関してはそれこそ完璧にミスがないように、できる限りのオートメーション化されてるそうです。
それから別注品に関しては、それこそケースバイケースですからね、内容の変化に対応すべく人の担う部分が多い いやはや圧巻の一言
ちなみに別注品はこんな流れで作られております。 鈴印でもこれと同じ流れで制作してるんですよ!
ちなみに冒頭で書きました驚く程の精度の向上とは、当時よりも驚く程ロボットが増え、それにより人が作る部分が減ることによるミスの減少でした。
工場長さんのお話で印象的だったのは「人はどうしてもミスをします。でもロボットは絶対にミスをしない。しかしロボットの場合、予想外の要因が発生した時に対応ができない。だから最終チェック等の肝心な場所に必ず人が必要なんです。」
徹底的な品質管理で、たった1つのミスも出さない!そんな強烈な信念を感じました。
そんな信念の元に作られているシヤチハタ製品ですから、我々も安心して誇りを持って販売できます。だって製品の欠陥による一番の被害者は、エンドユーザーであるみなさんになってしまうワケですからね。
世界一のブランドは、そんな徹底した品質管理に基づいて作られていたのでした。
あとがき
重ね重ねになりますが、鈴印にもレーザー加工機がありますので、上記と同じ行程を踏んで、商品の組み立て以降の部分を請け負っております。
要するに、シヤチハタさんから形成された型とインクとスポンジ&ゴムを仕入れて、お客様のご依頼に応じて自分たちでデザインを作り、レーザーで彫ってインクを含浸させて組み立てて販売といった流れです。
そのため製造行程のほぼ全てを理解している上、お客様とメーカーの間に位置するポジションでもあります。
メーカーの仕事が最高に良い商品を作る事なら、我々販売店はお客様にとってよりよい使い方のご提案をすること。
こういう風に使うと便利ですよ!それならゴム印の方が便利ですよ!ってアドバイスをする事が我々の仕事です。
そんな想いで日々励んでおりますので、万が一使い方や商品のセレクトに迷うような事があれば遠慮なくご相談下さい。
膨大な過去の資料から検証して、最適なアドバイスをさせて頂きます。
もちろんアフターフォローもきっちりさせて頂きますよ。
ハンコの事で困った時はぜひ!